ゲームの最適化に取り掛かる前に、まずはWindowsとディスプレイ設定を構成することをお勧めします。これはすべてのゲームに共通する基本的な作業です。最初に、不要なアプリケーションがすべて閉じられていることを確認してください。タスクマネージャーを開くには「Ctrl + Shift + Esc」を使用し、使用していないアプリケーションを終了しましょう。
Resizable BARを有効にする
Resizable BARは、PCIe Gen 4標準の採用以降、ほとんどのx86マザーボードとGPUで有効になっています。従来、CPUとGPUは狭いBAR（256MBのウィンドウ）を通じて通信しており、CPUがグラフィックメモリの異なる部分にアクセスできるように常に移動していました。Resizable BARを使うことで、CPUがGPUのメモリバス全体にフルアクセスできるようになります。
Intelの第10世代およびAMDのRyzen 3000以降のCPUはこの機能をサポートしています。GPU側では、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズとAMD Radeon RX 6000シリーズ以降がResizable BARに対応しています。詳細な設定手順については、ASUS、Gigabyte、MSIのマザーボードガイドをご参照ください。
ハードウェアアクセラレートGPUスケジューリング
「ハードウェアアクセラレートスケジューリング」を有効にするには、[Windowsロゴを右クリック] → [設定] → [システム] → [ディスプレイ] → [グラフィックス] → [既定のグラフィックス設定]へ進み、両方のオプションを有効にします。
Xboxゲームモードと電源プロファイル
- [設定] → [ゲーム] → [ゲームモード]に移動し、ゲームモードが有効になっていることを確認してください。
- Windowsの電源プランは「高パフォーマンス」に設定するのが最適です。
- [NVIDIAコントロールパネル] → [3D設定の管理]へ移動し、「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に設定してください。
グラフィックスカードのオーバークロック
GPUのオーバークロックは比較的安全で簡単です。正しく行えば保証が無効になることはなく、ゲーミング性能を少なくとも5〜10%向上させることができます。CPUと違ってBIOSをいじったり、ブルースクリーンを心配したりする必要はありません。必要なのはMSI AfterburnerまたはEVGA Precision Xだけです（これらはGeForceおよびRadeonのどちらにも対応しています）：
- MSI Afterburner
- GPU-Z
- 普段プレイするゲーム、できればGPUに負荷がかかる最新作が望ましいです。
- オーバークロックの手順ガイド
XMP/EXPOメモリプロファイルを有効にする
XMPプロファイル（RyzenプラットフォームではEXPO）は、安定動作が確認されたメモリクロックとタイミングのセットです。すべての周波数とタイミングを手動で試す必要がない、ワンクリックのメモリオーバークロックです。
ほとんどのマザーボードBIOSには、この設定がホームページに以下のいずれかの名称で表示されています：Extreme Memory Profile、AI Overclock Tuner、Load XMP Profile、EXPO、A-XMP、またはDRAM Profile。こちらに詳細な手順があります。
メモリ整合性を無効にする
- スタートをクリックし、「Core Isolation」と入力し、表示された候補からCore Isolationを選択します。
- Windowsセキュリティアプリが開きます。
- [Core Isolation]ページで、Memory Integrityをオフにします。PCを再起動する必要があります。
仮想マシンプラットフォーム（VMP）を無効にする
- スタートをクリックし、「Windowsの機能」と入力します。
- 候補の中から「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。
- [Windowsの機能]ウィンドウで、仮想マシンプラットフォームのチェックを外します。
- OKをクリックします。デバイスを再起動する必要があります。
